KPUS+α@GIG ANTIC

入ったらGUWK HEADというバンド。
２曲しか聞けなかったけど
久々に３ピースっていいなー！と思えるバンドで
思わぬ見っけモノ。ラッキー。

さてキルザ。

セッティング中はカーディガン着たままな感じが
マウンドに立つまで肩をあっためるピッチャーみたい。
あ、いきなりTシャツは普通に寒いか。
上着にマフラー巻いたままどかっと座ってセッティングする
オカさんの感じも独特で、ちょっとかわいらしい。

今更思った事がひとつ。
オカさんのギターって、別にオカさんが大きいから小さく見えるんでなく
ほんとに小さいよなぁ。。。(ショートスケールとか言うやつ？)
※出音はいつもよりかなりでかかった。

キルザのライヴは音が鳴るなりドワーっと空気が広がって
変な緊張感も疎外感もないまま音の中に入れて
馴染む感じが心地よくって。

「薄荷」の時、ぽわーっとしてたんだけど
間奏のミカミさんのギターにすっごい持ってかれて
なんの理由もなく、ぶわっと来た。
比較的いっつもミカミさんのギターには
一番脆いとこを点で突かれるけども
今日の薄荷はちょっと予想外。

新曲のドラムもすっごいど真ん中に来た。
想像力を掻き立てられる音が好きだけど
この曲のドラムって、ものすごい色が溢れてる。
物語の波みたいのがあってドキドキした。
こうなるともう、ガン見。
なんやもう感じ入り過ぎて、静かに軽く興奮気味で
ポケットに突っ込んでた手がグーになりそうだった。＜パツパツになる

「待つ人」聞いたのちょっと久しぶりな感じがしたけど
音源がある曲を聴くときって、不思議な安心感。

やっぱりこの曲のベースが一番気になるなぁ…。
つかみどころが無くて、フヨフヨっと浮いてる感じがするのに
音がしっかり決まるので…そのギャップで不思議感倍増。


で…今日は最後に一番でかい爆弾が投下されまして。
聞くだけでもデカい「京成スカイライナー」が。
演奏無しで、すこしゆっくりめに
「この恋が終わる頃に　君の名前叫んだ」と、唄だけで始まって。

(えー…うそー…こう来ちゃうかぁ…ヤバいなぁ…)

余韻を破るドラムがチッチッて入って
一気にダッダッダダッダッダって。

うーーーーわ！！！！！

色んなもの蒸し返してぶちまけて
今にかぶせたみたいな感じですよ、もう。
締め付けるような想いとか、嬉しい想いとかの
今も昔も、全部ここに晒されたようで。

涙腺も堪えきれなかったので
そのままどっかへ走り出たい感じでしたが
まだ聞きたい！

と思ってたら、アタマが真っ白になった。
酸欠ライヴでもギュウギュウライヴでもないのに。

そっからどんどん
疾走する音とオカさんの叫びに持って行かれて
なんか跳び上がりたい気分。

冷たい風が顔に吹く夜にぴったりだった。
つめてぇー！と思いながら
フツフツ沸く気持ちがあるのと、同じ感覚があった。

ライヴの後は台風一過みたいな気持ちでしたが
これも同じく晴れやかで。
こんな良い気分がすぐ薄れて行くのが惜しくて惜しくて。
どうにかならんのかと。

パックにして、チンしたら３分で味わえればいいのになぁ。
とか結構本気で妄想したさ。