甲子園紀行アゲイン ： 帰途。

一夏の終わり。

初出場で、ベスト４まで来たんだから
あとはどこで敗退したって悲しくはならない
そう思っていましたが…

まだ、ホントは明日まで続いて欲しかった。

後半、徐々に守備の集中力が持たなくなって来ている様子が…
そう感じられる部分が何回かあって
その度、なんとか踏ん張ろうとする姿が見えた。
なんだろうね…悲壮な感じもあんまりしない中で
終わらせないで、なんとか繋ごう繋ごうとあがくほど
済美にとっては隙が見えて来たような
そんな終わりだったなぁ。

鵜久森君のホームランも
アルプスからは悲鳴っていうよりは
『あぁ〜〜〜』っていう、あんぐりした声があがって
勝ちへの緊張感が（アルプスに）あんまりなかった。

熱狂したし、ガンガン応援をしてたけど
そんな、どこかポヤンとした経済に
変わらない呑気さを感じて
野球とは別のところで、なんだかジンとした気分になった。

松本君、井原君、坪井君、滝沢君、
河野君、加藤君、細田君、香取君、斉藤君
平野君、川上君、和田君

一気にいろんな人の名前を覚えたし
たくさん呼ばせてもらった。

アルプス側に挨拶に来た彼らに
ここまで来れたんだから！泣くなよう！って思ったけど
負けた悔しさ以外に、やっと解けた緊張感で泣いてる所もあるんだろうなー、と
思ったりしました。

私は母校がこんなに伸びると思っていなかったし
まさか、今になってこんなに誇れると思わなかった…
在校生、卒業生のほがらかさを確認できたのもあって
ほんとに嬉しい夏でした。

おつかれさん。

この中から、来年、キャッチャー加藤君の姿をまた見られたら良いなぁ。