地味にうれしい。

普段、はっきり言って大した興味がない
某バンド…というかミクスチャー？のグループに同級生がいて。

仲なんか全く良くなかったし
幼稚園〜中学まで学校やクラスが同じってだけで
フワフワしてたわたしとは超疎遠なんですが。

彼ら仲良し組の親とウチの親と、なぜか仲が良いみたいでたまに話を聞く。

それでも興味なかった。

サッカーサッカー言ってて相当息巻いてて
今なにその体型！！ありえない！グダグダじゃん！
やーナニこれ、HIPHOP気取り？!　ダサ！！
とか思ってた。

そのバンド （でいいんだよなぁ） 気取りぶりが鼻についてウザいのと
仲も良くない、むしろ嫌いな部類の奴が、なんだかんだでポーンと流行って
メジャーになってるのが気に入らないってもあったんだと思う。

ところが。彼らがワールドカップの頃に出した曲が、案外好きで。
あららららー、と見る目が少し変わった。
ＰＶ見たら、まんまサッカー模しててすっごい楽しそうで。
ミニミニスタジアムにファンまで動員して、おもしれー！と思うと同時に
「こういう方向からサッカーの夢も叶ったんだー」と思うとうれしくなった。

メジャーに行くことで思うように出来ないこともあっただろうけど
それを超えて、ここまで来たんだなぁと思うとね。
なんだかんだで嬉しいよ。
あーそういえばケンカもしたなぁ、とか思うとね。　余計。

それとバンドに対する嬉しさ。
やりたいことだったろうねー！良かったね！って。

さっきたまたまインタビューを目にしたんだけど
当然ながら同い年の彼も、似たような悩みを抱えて葛藤してたんだなと。

『目の前の壁はまるで防御ガラスで、割ろうとしても割れずに凹むだけで進めない』

あーーーーーーーーーー。　と静かに思う。

しばらくぶりにアー写を見たら、前よりやせてしっかりしたカオになってて。
それがチビっ子の頃と全然変わらない面差しで、笑いそうになったんだけど。

音楽でご飯食べてる、売れてるバンド。
その中にあるぶつかりとか、しがらみとか、計れないぐらいなんだろうなぁ。
それでもメンバー気遣って、よく理解してる。（ように見える）

目の前にあるものから、自分に出来ることをつかんで
経験のないコンプレックスも、ほかにやりたかったことも
払いのけてそこまで行ったんだろうなぁ。
がんばってるんだね。

やりたいように、進みなね。　自分が信念曲げなかったら、ファンも結果もついてくるよ。


君は思いもよらないだろうけど。
遠くで、君の健康と、やってることを楽しめることを祈ります。