いとしき〜ともはいずこに〜（その２）

新選組！のビデオを観ながら荷造り中
（遅々として進まず）

「長州を討て」の回を観るのは…もう４度目ですが
久坂の最後の台詞で毎回涙が出る。

池内氏も、モデルあがりの役者さんなのに
ここまで本気泣き出来るなんて。
魅せられたわ…。
男前やなーとは思ってたけど、役者としてイイ！と思えるとは。

前回、桂小五郎のところに助けを求めて来た者は
「この人なら！」と思いすがったところで受け入れられず
なぜだ、なぜだ、と問いながら
孤独の中で死んでいって…。

その一方で。
「誠の心をもってすれば通じる」と
突っ走った結果、無惨に打ち砕かれた久坂。
希望が次々崩れ、最後のひとつも失った時
彼には命を共にする者があった。

それだけで、、、どれだけ救われただろう。

生まれた意味を問いながら命を絶った彼らは
生まれた事を、後悔はしなかったんだろうか。
己の運命を、呪いはしなかっただろうか…。


自分の信じたものに対して純粋過ぎた。
信じ抜いた、ただそれだけだった。

今、全てを賭けて信じ抜けるものって何だろう？